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The Book Thief のオーディオブックについても書いておかねば。

この本は、聞き読みができてほんとうによかった。
Allan Corduner の朗読に引き込まれました!
声にとてつもない存在感があります。

オーディオブックとしても ★★★★★

The Book ThiefThe Book Thief
(2006/09/26)
Markus Zusak



↓こちらで Audible のサンプルが聞けます。
The Book Thief [Unabridged] [Audible Audio Edition]
by Markus Zusak (Author), Allan Corduner (Narrator)


Allan Corduner の名前を知らなかったので調べたら、イギリスの性格俳優で多くの映画や舞台に出演している人なのですね。さすがプロの仕事は違う。

声色を使い分けるだけでなく、セリフでその人物像がわかってしまう演技です。声の重み、響きもいい。随所に挿入されるドイツ語の発音も完璧らしいです。

ただし、この作品は(読んだ方はおわかりかと思いますが)耳だけで聞くには適さないのです。小説の構成からしても『本の本』なので、是非本も手元におくことをお勧めします。

とにかく、これほどのパフォーマンスを聞くと、英語圏でのオーディオブック市場がいかに成熟しているかを実感します。

と思っていたら、The Guardian のこんな記事がありました。
Hollywood stars give voice to their favourite novels in audiobook boom

少し前までオーディオブックは、特に英国ではさほど重要視されておらず、朗読も売れない俳優の仕事だったけれど、近年市場が急激に伸びているので、オスカー俳優にまでお声がかかっているようです。

ビッグネームだからいいってわけではないけど(その分高いのも困るし)、Colin Firth の The End of the Affair なんて聞いてみたいですね~。毎晩子守唄にするかも(笑)。

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2011.11.27 / Top↑
The Book Thief の聞き読みを終えました。

人間愛にあふれた素晴らしい作品でした。後半は一気読み。読後、しばらく何を読む気も聞く気もおきないほど圧倒されました。

The Book Thief (Readers Circle)The Book Thief (Readers Circle)
(2007/09/11)
Markus Zusak

商品詳細を見る

文句なしの ★★★★★

ナチス政権下のドイツ。9歳の Liesel は、弟が埋葬された墓場で、1冊の本を盗みます。それがすべての始まり。盗みはほんの出来心でしたが、Liesel はその本が読みたい一心で、自分をひきとってくれた養父に読み書きを教わります。

物語に餓えた Liesel は、2冊、3冊と本を盗むようになり、言葉と本は、Liesel にとってかけがえのないものになっていきます。文字を得た少女は、言葉を、本を、大切な人から与えられ、やがて与えるようになり、自ら生の証を綴るまでに成長するのです。

これは、Liesel というひとりの少女の物語であり、戦時下に生きる、名もなき市井の人々の物語でもあります。愛情あふれる養親夫婦、仲良しの隣の少年、ユダヤ人の青年、市長夫人、近所の人々。なんでもない日常、ささやかな幸せ。どんな時代にあっても、子どもたちはなんと生き生きとしていることか。

小説の手法がユニークです。語り手が死神、というのは最初から暗示されています。構成も見事。

語り手は、Liesel と人々との温かい交流を短いエピソードでつなぎながら、時おり運命の行きつく先を告げます。その結末が待ち受けていることを知りながら、読み手は先を進まずにはいられません。

そして、この語りが、全く無駄がないのです。短文の客観的な描写。だからこそ言葉が圧倒的な力を持って胸に迫ります。文字のない言葉が行間からあふれ出してくるのです。息をのみ、数行戻ることもしばしば。だけど「せつない」なんていう甘ったるい感傷が入り込む隙はありません。

言葉で人心を操ったヒトラー。言葉が生み出した最も残酷な暴力。そんな中で、人はなんとやさしく、なんと思いやり深いことか。この本の中の言葉は、人々が尊厳を持って生きた証であり、人間性の存在を力強く示すものです。

言葉の力を思い、自分も言葉を使う人間なのだという当たり前の事実に恐れを感じながら、本を閉じました。

2011.11.25 / Top↑
こんなのズルイ~~!!

Audibleがメンバー向け半額セール中なので、なんか気楽に聞ける児童書のオーディオブックでもないかな~とうろちょろしていたら、イライジャ・ウッド朗読の The Adventures of Huckleberry Finn なんてのがありました!

Adventures of Huckleberry Finn: A Signature Performance by Elijah Wood [Unabridged] [Audible Audio Edition]
by Mark Twain (Author), Elijah Wood (Narrator)


なんて贅沢!

audible.com のレビューでも絶賛されているし、サンプル試聴のあと、即刻カートから My Library 行きになりました。

まだ1時間弱しか聞いていませんが、小気味よいテンポですごくいい感じ。Huckleberry の1人称で進むので、イライジャ・ウッドのちょっとハスキーな声が野生児 Huck の雰囲気とよく合ってます。

映画『ハックフィンの大冒険』でも主演してたのですね。知らなかった。

こちらはペーパーバックのリンク。
The Adventures of Huckleberry Finn (Penguin Classics)The Adventures of Huckleberry Finn (Penguin Classics)
(2002/12/31)
Mark Twain

商品詳細を見る


この本を読もうと思ったことはなかったけれど、こんなオーディオブックならいくらでも聞いてみたくなります。そうしてみると、自分の守備範囲が本だけ読んでいたときより、ぐーーーんと広がることになるわけですよねー。

本の世界ってほんと広大だな~。

2011.11.18 / Top↑
Audibleに舞い戻り、買ったオーディオブックは骨までしゃぶりつくしてやるぞ!と鼻息荒いものの、はて、飽きっぽいワタシ、いつまで続くことやら・・・。

でもね、大丈夫。世の中よくできてます。多読100万語目指して語数カウントするがごとく、楽しいものがありました。

Audible アプリ for iPhone があるのを知って、早速 iPod touch に入れてみたのです。

このアプリ、ブックマークしてメモを記入できたり、スリープモードがあったり、便利な機能満載ですが、ちゃーんとリスニング時間もカウントしてくれるのです。日別、月別、トータル時間数、日ごとのグラフもあります。


ListeningStats.jpg

今日のこれまでのリスニング時間。たまたま記念すべき?ゾロ目でした。(11時間は無理)

時間数に応じてリスナーとしてのランクなるものもあるらしく、今の私はトータル100時間未満の『Newbie』ですが、その次が『Novice』で、一番上は2000時間(!)の『Master』。

とりあえずは、めざせ!100時間!めざせ『Novice』!!です。
なんだか多読を始めたときのようなすごく新鮮な気持ち!
1000時間なんて気の遠くなるような数字だけど、これも長く続けばいつかは?

そしてなにより楽しいのが、バッジがもらえること!
リスニング時間やスタイルによって15種類のバッジが用意されていて、基準を満たせば獲得できるようなのです。

下は現在の私の Badge Collection の画面。
シルバーのいちばん低いランクですが、早くも3つもらってしまいました。

BadgeCollection.jpg


バッジをタップすれば、コメントが出てきます。このコメントやネーミングがけっこう笑えます。
最初にもらったものを1つだけご紹介。

BadgeCollection2.jpg

ナルニアとオペラ座とThe Book thief だったか?あれこれ聞いた日にもらいました。

「今日は3つも聞いたね。」って褒められたといい気分になっていたら、もらったバッジはその名も『Undecider』。つまり、優柔不断ってことですか?しかも multitasking って・・・なんかイヤミ(笑)。

遊ばれてる気がしないでもないけど、他にどんな称号とコメントをもらえるのかワクワク!

15個すべて獲得までには山あり谷ありかもしれませんが、この先の楽しみができました~。


2011.11.11 / Top↑
聞き読みが楽しかったので、再び Audible のメンバーになってしまいました。1年$149.50 で12クレジットがもらえる年間の Gold Member です。

私は2回目の入会なので使えませんが、初めての方は、今なら amazon.com の Audible 商品から飛べば、オーディオブック1つ無料の上にボーナス・クレジットが1つもらえて、1か月お試し入会できるようです。

そうそう、2回目の入会といえば、オンライン上にキャンセルボタンがなく、2度目は電話でしか退会できない、というネット上の噂でしたが、Account Detail を見たら Switch Membership のページに、一応「Cancel Membership」ボタンがありました。これですんなり退会できるのかしらん?

しかし、Audible のレギュラープライスというのは一体何なのでしょう?最初にクレジットを使って買った ”Book Thief" なんて、audible.com での定価は$41.27。amazon.com から飛べば$30.95。メンバー価格は$28.89。クレジット使えばもちろんもっとお得。

これじゃまるで、年中「店じまい!在庫処分最終セール!」の看板かかげてる布団屋じゃありません?見せかけばかりの定価。あなおそろしや。

メンバーには「Free for Members」という特典がいろいろあります。その中の「Free Interviews」で Lemony Snicket さんのインタビューがあったので聴いてみました。

Unfortunate Events シリーズに関するものなので収録日時は古いようですが、インタビューの前後にシリーズ第1巻 "The Bad Beginning" の音源が少しだけ入っていて、これがまたいい感じなのですよ~。効果音、音楽入りのフルキャスト・バージョンなのです!
The Bad Beginning, A Multi-Voice Recording: A Series of Unfortunate Events #1

で、そのフリーの音源ではさわりだけ聴かせて、「もっと聴きたかったら買ってね。」だって。どんだけ商売うまいねん!

と文句言いながらも、あれもほしいこれもほしいと、早くもウィッシュリストが amazon のカート状態になっております。Audible にとって私って、ネギしょったカモかも?!

2011.11.08 / Top↑
”The Phantom of the Opera" を読み終えました。いや~~すごかったわ。いろんな意味ですさまじい小説でした。

The Phantom of the OperaThe Phantom of the Opera
(1987/12/30)
Gaston Leroux

商品詳細を見る

これってゴシック・ロマンスの傑作ではなかったのでしょうか?小説の構成はハチャメチャだし時系列もハチャメチャ。突っ込みどころ満載という意味でもすごく楽しめました。

以下、ややネタばれ気味ですので「続き」にします。



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2011.11.04 / Top↑
オペラ座25周年の映画を観てからというもの、頭の中はそれでいっぱい。

こうなったら原作も読まなくちゃ!ということで Kindle に "The Phantom of The Opera" をダウンロード。著作権切れなので0ドルです。

読み始めてみると、フランス語の人名・地名がわんさか。Kindle の読み上げ機能に助けてもらおうとしたのですが、Kindleくん、フランス語はできないみたいで英語読みするんです。レ・ミゼラブルのジャン・バルジャン(Jean Valjean)なんて「ジーン・バルジーン」ですもん(爆)。Madame の省略形「Mme.」だってピリオドと認識して勝手にセンテンス終わらせるし。

Audibleでオーディオブックを探してみると、安くで私の好きなナレーター Dick Hill の音源がある!迷わずそれを買いました。
The Phantom of The Opera [Unabridged] [Audible Audio Edition]

Dick Hill というナレーターは、Harry Bosch シリーズの初期の作品を朗読している人で、低くてずっしりしたいい声なんです。Bosch にぴったりで、CDはいくつか持っています。

ところが"Phantom of the Opera"では、なんだかずいぶん高く細い声になっている・・・。うーん、ちょっと残念。作品によって変えているのか?それともお年のせいかしら?

でも気を取り直して、初めての聞き読みで読んでいます。これまで、聞き読みは自分のペースに合わないから苦手、と思って避けていましたが、これがどうしてなかなか、心地よいではありませんか!

読み方、かなりゆっくりです。間合いもたっぷり。自分で読もうとしたらそりゃペースが合わんわ。2倍速もあるけどやっぱり音がヘン。ここは自分で読もうとせず、読み聞かせしてもらうつもりになればいいのですね。

いわば、川にたゆたう船に乗り、過ぎゆく風景もじっくり味わいながら水の流れに身をゆだねる、そんな感覚です。

声色は使い分けるし感情をこめて演技しているので、どーーーっぷり物語の世界に浸れます。文字を読むだけのときはモノクロだったのが、カラーになって絵が動き出す感じ。

おもしろいわー。これは癖になりそうです!

********

11月4日追記

オーディオブック、2ケ所欠落してるところがありました。2ケ所目は、Kindleのロケーションにして2727‐2790あたり。数ページ分でしょうか。話がつながらないんですけど?

2011.11.02 / Top↑