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すっかり間が空いてしまいましたが、レ・ミゼラブル感想の続きを。

映画館に何度もレミゼを観に行くのは、実はアンジョルラスと学生たちを、そして舞台版にはない設定の敵軍の隊長を観たいから、というのがいちばん大きな理由かもしれません。

学生たち部分は元のミュージカル版から随分カットされちゃいましたけど、それでも濃密なドラマが流れていると思うんですよね。

では、今日はアンジョルラスについて。以下【ネタバレあり】です。


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レミゼで最も好きなキャラクターが、学生リーダーのアンジョルラスです。映画で演じるのはアーロン・トヴェイト。BWで活躍する俳優さんだとか。

最初に観たときは正直、うーん、、、カリスマ性うすい、、、アンジョにしては声の圧も足りないし、なんか地味だわ、、、とちょっと、いやかなりがっかりだったのです。残念なことに、歌のソロパートがかなりカットされたり、合唱になったりしちゃったので、地味に見えたのは仕方ないかもしれません。マリウスに焦点当てるためにサブ扱い?

だけど、2回、3回と観るたびごとに、アーロン・トヴェイトのアンジョルラスのよさがわかり、すごく素敵だと思うようになりました。

カリスマ性で学生たちの上に立つというよりは、クールで理知的、熱くたぎるものは内に秘め、背中で引っ張るタイプのリーダーに見えます。物静かだけど有無を言わさぬ存在感を持っている。

とても哀愁を帯びた目をしているのが印象的。自分たちの革命は失敗に終わるかもしれない、まだその時は来ていないと、大きな時代認識の中でもしかしたら気づいていたのでは?そんなことを思わせる目です。

それでも、明日の自由のために、自分たちが戦うのは今しかないのだと、祖国の礎となる覚悟を決めていたのでしょう。『民衆の歌』の歌詞にあるようにね。

エポニーヌが息を引き取ったとき、雨の雫のような涙を一粒こぼし、学生たちに目で合図したときのアンジョルラスの表情がたまらなく好きです~!また、ジャベールをひっ捕らえ、棍棒でなぐりつけるあの激情もハッとさせます。

民衆に見捨てられ、国民軍に攻め込まれて仲間たちがことごとく倒れ、カフェの2階でアンジョルラス一人残されたとき、最期をともにと寄り添ったのはグランテールでした。ラマルク将軍の葬列にも加わらず、カフェの女性といちゃついてたグランテールだったのに、このシーンは二人の関係を浮かび上がらせてドラマチックです。敵軍に囲まれた二人は、さぁ撃つのだ、と言うように敵兵を粛然と見据え、革命の露と消えます。

舞台版のアンジョルラスの最期には様式美を感じますが、映画でも同じ形で見せてくれました。あれぞアンジョルラス、ですね。うー、やっぱり好き!

2013.01.23 / Top↑
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