FC2ブログ
映画『レ・ミゼラブル』について、思ったことをピンポイントで書いていきます。でもきっと、読書感想文の書き方知らない小学生が書く、ダメダメ感想文の見本になりそうな予感が(汗)。すみません。しばらくお付き合いください。

以下、完全に【ネタバレあり】ですので、映画を観ていない方は読まないでくださいね。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


【徒刑囚ジャン・ヴァルジャン】
ヒュー・ジャックマンの役作りはすごかった。オープニング・シーンの撮影に入る前、36時間水も飲まないダイエットを敢行したそうな。深い皺、やせこけた頬、血走った目、浮き出た血管。荒い海、船を曳く映像と相まって、このヴァルジャンを見ただけで、19年間徒刑囚として苛酷な労働に身をさらし、魂を奪われ、怒りと憎悪以外持ち得ない人間になったのがよくわかります。

【Valjean's Soliloquy】
ヒューの歌で圧巻だったのがこれ!
司教に赦され、生まれ変わろうとする場面。
"What have I done?"の歌い出しから、激しく動揺し、声を震わせます。盗人として捕らえられ拷問にかけられるのも、司教に魂を救われ自由を与えられるのも、どちらもヴァルジャンにとっては茨の道だったのではないでしょうか。
過去を悔い改め、なくしたと思っていた魂を呼び覚まし、「正しい人」として生きる決意にいたるまでの精神の痛みが、ヒリヒリと伝わってきました。

決意を謳いあげたラストの"Another story must begin!"はほんとうにすごかった!破り捨てた仮釈放証が空に舞い、カメラが引いて俯瞰する映像は映画ならではでした。

【I Dreamed a Dream】
アン・ハサウェイの名演については、私などが言うまでもなく衆目の一致するところなので、ここでは『I Dreamed a Dream』について。

予告編でこの曲が流れただけで泣く、という人がたくさんいるくらい、アンの絶唱はもちろん素晴らしいです。でも本編で滂沱の涙を誘うのは、曲の順番を入れ替えたことも大きいでしょう。

舞台ではファンテーヌが工場を首になったあと。映画ではさらに娼婦に身を落としたあとに歌われるので、歌詞が全く違った意味を持ってきます。舞台版では、ファンテーヌが浅はかだった過去を苦い思いで振り返る歌のように聞こえます。

それに対して映画は、ファンテーヌが髪と歯を売り、身を売るまでに堕ちていく様子が生々しくすさまじい。絶望に打ちひしがれて歌う『I Dreamed a Dream』。

"But the tigers come at night
With their voices as thunder"

この部分がもう、胸を突き刺すように恐ろしい響きとなって聞こえます。そのあとの絶叫からラストの"Now life has killed the dream I dreamed"まで、身体が震えました。

【ジャベール】
ラッセル・クロウのジャベールについては長くなりそうなのでまた後ほど。


2013.01.13 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://snowballcafe.blog.fc2.com/tb.php/97-5d175fe9