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レ・ミゼラブルの中で、私が2番目に好きなキャラクターがエポニーヌです。演じたのは、WEでエポニーヌを演じ、レ・ミゼラブル25周年記念コンサートでも同役に抜擢されたサマンサ・バークス。ミュージカルファン以外には無名でしたが、レミゼはこの映画が初めてという人にも強烈な印象を残したようです。

噂されていたビッグネームの人たちを抑えての大抜擢。エポがサマンサちゃんでほんとうによかった!渾身の演技でした。


以下、【ネタバレあり】です。

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エポニーヌがマリウスの部屋をのぞいて、「あなたのおじいさんお金持ちなのに」と言うときのちょっと斜にかまえた視線がいい!その身分差に自分には手に届かぬ人だとわかってる。だけどマリウスにコゼットの家を突き止めてくれと言われながらも、腕をつかまれたらそれが嬉しくて顔に出てしまう素直さ。

マリウスが好きで好きでたまらなくて、とにかくそばにいたい。でも彼が想うのは、自分が幼い頃一緒に育ち、今はまばゆいばかりに美しく成長したコゼット。それにひきかえ自分は・・・。なんという人生の皮肉。

サマンサの『On My Own』は、切なくて哀しい。でも情感豊かでたとえようもなく美しい。ラストの"I love him"の3回リフレイン。表情がすべて違う。届かぬ想いと苦しみ、それでも見返りを求めないピュアな感情が全部伝わってくる。

マリウスにコゼットの出立を告げたあと、『One Day More』でエポニーヌは体にさらしを巻きます。男装するために。マリウスのそばにいるために。マリウスとともに死ぬ覚悟で。

エポニーヌにとって、革命の論理なんてひとかけらもわからない。フランスの明日のことなんて知らない。バリケードに赴いたのは、ただただ好きな人のため。そして最初の犠牲者となってしまう。マリウスに向けられた銃口を咄嗟に自分に向けたことで。

マリウスの腕に抱かれ、ともに『A Little Fall of Rain』を歌う最期。とうとう願いがかなったね。自分を犠牲にすることでやっと、愛する人が自分だけを見つめ、想ってくれたね。たったそれだけで、この上ない幸せを感じながら逝ってしまったんだね。

ガブローシュの頬を伝う一粒の涙。
雨の雫とも涙とも知れぬものが、アンジョルラスの目からもこぼれる。

一途で純粋で、愚かなほど健気で、人を愛するためだけに生きたエポニーヌ。

↓このトレイラー、エポニーヌの物語のすべてがつまっていて、何度観ても涙が出ます。






2013.01.15 / Top↑
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